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自作CNCの製作を終えて、GB500とライフ360と戯れてます・・・

ライフ360 ~面研量を考える~

2015/12/28 20:08 ジャンル: Category:エンジン製作
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どうもこんばんは。

 

寒いです。

 

ガレージ作業もあるのですが、こたつで出来る検討作業を進めます。

 

腰下は連休明けに内燃機関屋さんに出しますので、面研量を決定したいと思います。

 

ガレージがトレーだらけです(^_^;)

2015-12-03 20.03.30

 


純正相当でエンジンを組む場合は細かいことは気にしないのですが、

純正とはコンプレッションハイトが違いますし、初めて組むエンジンなので何かと段取りが面倒で。

 

面研量を決めるということは、圧縮比を設定するということで、燃焼室容積を知らなければなりません。

 

要するにこのエンジンに乗らない人にとってはクソつまらないネタです(笑)

 

燃焼室容積Vc=Vc1+Vc2+Vc3

でございますので、各値を計測。

Vc1はヘッド容積、Vc2はガスケット容積、Vc3は上死点時のシリンダー容積。

昔のエンジンはVc3はマイナス(ピストンのお山がモッコリ)の場合が多いですね。

image

 

日産のA型やL型なら燃焼室容積なんて調べればすぐに出てきますが、

ライフ君のEAエンジンは残念ながら情報が出てきません。

 

純正の圧縮比から大体予測はできるのですが、一応計ってみます。

 

すげー適当です(^_^;) 転がっていたカードケースを使いました。

精度のあるシリンジがなかったので水を入れて重さを計ります。

因みに粘度のない液体で計る場合にはそれなりに工夫が必要です。

2015-12-07 16.46.27

 

左:注入前(76g) 右:注入後(48g) 差引:28cc

2015-12-07 16.44.552015-12-07 16.46.20

 

というわけで、28㏄

ガスケット容積はVc2=(67/2)^2×3.14×1×10^-3=3.5cc

※新品ガスケット使用時厚さ1.0mm

ということは純正の圧縮比8.8から逆試算するとVc3=-8.7cc

Vc3が逆試算なのは純正は現在ライフ君に乗っているエンジンしかなくて計れないから(^_^;)

前回ヘッドを降ろしたときに計っとけばよかった。。。。

 

ここまでいけば、後は使用するピストンのコンプレッションハイトと目標圧縮比から面研量が決定できます。

 

今回採用したのはφ73.75。

エクセルからそのまま転用なので、謎の項目もありますがメモってことで・・・

項目 純正 φ70_Nowブロー φ73.75 φ75
圧縮比 ε - 8.8 8.71 9.57 8.89
排気量 V cc 357 389 432 447
ストローク容積 Vh cc 178.4 194.7 216.2 223.5
ボア径 φ mm 67 70 73.75 75
ストローク st mm 50.6 50.6 50.6 50.6
燃焼室容積 Vc cc 22.9 25.3 25.2 28.3
ヘッド面研磨量 men1 mm 0 0 1 1
ヘッド容積 Vc1 cc 28.0 28.0 25.2 25.2
ガスケット厚さ tgsk mm 1 1 1 1
ガスケット容積 Vc2 cc 3.5 3.8 4.4 4.4
コンプレッションハイト hps mm 27.1 26.7 25.2 25.2
シリンダー面研磨量 men2 mm 0 0 1.6 1.6
シリンダー容積 Vc3 cc -8.7 -6.6 -4.4 -1.3
下径 φl mm 67 67 60 67
上径 φu mm 50 50 37 62
モッコリ高さ hm mm 3 3 3 0.8
頂点高さ ht mm 8.82 8.82 4.83 9.76
ピストンtop位置 h mm 0 0.4 0.3 0.3

 

ポイントはコンプレッションハイトです。

 

残念ながら今回使用するピストンは純正に比べてコンプレッションハイトが低いので面研が必要です。

 

今回はスキッシュエリアがシリンダーから飛び出ないところまで面研する方向で、

シリンダー面研量を1.6mmに設定しました。

 

ヘッド側の面研量1.0mmと合わせると理論圧縮比は9.57になります。

 

圧縮比はもう少上げたい気もしますが、初めてだし、

このエンジンはガスケット抜けしやすいらしいのでこの辺で勘弁しておきます(笑)

 

 

 

因みに馬力予測なんてのもあります(笑)

 

項目 純正シングル 純正ツイン φ70_Nowブロー φ73.75 φ75
馬力 L kW 22.8 26.5 30.3 33.7 34.8
PS 31.0 36.0 41.2 45.8 47.3
排気量 V cc 356 356 389 432 447
回転数 n rpm 8500 9000 9000 9000 9000
正味平均有効圧 Pmb kPa 947 1038 1038 1038 1038

 

純正エンジンの正味平均有効圧(Pmb)をスペックから逆試算して、そのPmbから馬力を予測します。

 

まぁ吸気効率が変わったり、色々あるので一概には言えませんがこのくらいは狙えるってことで。

 

 

 

折角なんで組めたら、馬力測定くらいはしたいですね~。

 

 

何時になることやら・・・。

 

 

 

 

おしまい。

関連記事

ここまでご自分で計測されるのは素晴らしいですね!
私は関西在住ですが、まわりにはここまでやる人は私自身も含めていません。
お近くでしたら是非拝見に伺いたいくらいです。

面研がかなりの量になるようですが、ここまでやるとタイミングベルトが張れなくなります。
テンショナー等の加工が必要になると思いますが、どう工夫されるか楽しみにしています。

[ 2015/12/30 12:25 ] [ 編集 ]
Re: タイトルなし
sensestepさん、こんにちは。
お褒めいただき、ありがとうございます^_^
関東なので、なかなか機会がありませんね。
出来上がれば何かのイベントに出るかも知れません。

恐らくぶっ壊すと思いますので、原因を知るには数字が大事だと思います。
ただの趣味なので、カンで組める様になるほど経験も積めませんし(^_^;)

テンショナー、やっぱり張れませんよね。
このエンジンは特殊な形状なので、流用は厳しそうですし。
恐らく、純正のベアリングの外周にライナーを圧入するのが手っ取り早い気がしてます。

あまり


[ 2015/12/31 09:53 ] [ 編集 ]
こんにちは。

今年、コメントでお相手頂きまして、ありがとうございました。
来年も今年と変わらず、コメント欄にてお付き合いをよろしくお願い致しますね(^_^;)
良いお年を、お迎えください♪
[ 2015/12/31 17:52 ] [ 編集 ]
Re: タイトルなし
わざわざありがとうございます^_^

こちらこそよろしくお願いします。
[ 2015/12/31 19:06 ] [ 編集 ]
1mm面研とは大胆ですね。テンショナーを太らせるのはジュラコンで外周作ってしまえば簡単ですよね。あのテンショナーベアリング自体が劣化して酷い抵抗ですからベアリングも汎用品に交換してしまえばさらに良さそうです。
あと、今更ネタですが、17mmのピストンピンでほぼ無加工で使えそうな物を発見しました。カワサキ純正部品で13002-022(@1700円くらい) Z1000AやZ250FSやKL250のピストンピンみたいです。L=57.35mmなので、ライフのよりコンマ3長い程度です。カワサキではオーバーサイズの設定あるのか不明ですが、あれば問題解決しそうです。
ついでに、ホンダのオーバーサイズピストンピンは、0.1 0.15 0.2 0.3の4種類でした。0.3mmオーバーってちょっと想像つきませんよね。ホンダが量産車のフルフローコンロッドを止めたのはこの反省が理由なのかもしれません。
[ 2015/12/31 19:23 ] [ 編集 ]
Re: タイトルなし
関東ライフ乗りさん、こんばんは。

1mmはやっぱり大胆なんですかねぇ。他のエンジンだとヘッド1mmくらいはよくやってたんですけど(^_^;)
シリンダーの1.6mmと言うのは初めてです(笑)
テンショナーはゴロゴロベアリングのヤツが1個あるので、実験台にして何かやってみます。

17mmのピストンピンよく見つかりましたね!長さまでわかるとは、すごいリサーチ力です^^
オーバーサイズ・・・どうでしょう?現行の車種は設定がありませんね。

EAエンジンのピストンピンにオーバーサイズの設定があるのはありがたいのですが、
できればボーリングが必要ないような設定にしてほしかったです・・・。

バイクは一般的にフルフローですし、あまり小端部の摩耗を気にしたことがないので・・・(^_^;)
[ 2015/12/31 20:18 ] [ 編集 ]
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